わが社の飛騨工場がある岐阜県飛騨市は、世界最先端の宇宙物理学研究の拠点「スーパーカミオカンデ」と呼ばれる研究施設があります。この研究施設からはニュートリノの研究で小柴昌俊さんがノーベル物理学賞を受賞されています。日本海側の富山から始まる昔のブリ街道(国道41号線)に沿って岐阜までの道を「ノーベル街道」と称し、田中耕一さん(化学賞)、白川英樹さん(化学賞)、利根川進さん(医学生理学賞)の4人のノーベル賞受賞者を輩出しています。化学や物理学、医学、生理学の研究には地道で長い基礎研究の時間が必要とされておりますが研究時間の短縮のためこれからの10年で受賞者が激減すると危惧されています。飛騨市では何でも通り抜けて地球に降り注ぐニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」の研究を子供たちに遊んで学べ、身近に科学に興味を持ち最先端の研究に触れられる「ひだ宇宙科学館カミオカンデ」を開館しました。わが社も次代の科学者誕生を支援します。
アーカイブ