平成の30年間が終わり新しい時代へ向けて総括をすると、「JAPAN as NO.1」への“おごり”がその後の「失われた10年、20年」の低迷につながり、イノベーション的挑戦の阻害要素になったと言われています。
科学技術には大きな変化や進歩があげられますが課題も見えてきます。
この間のノーベル賞受賞者は18人で欧米に集中する中で存在感を示しますが、研究費の削減などで基礎研究力の低下が懸念されます。
生命科学や医療の分野では臓器移植や脳死移植、IPS細胞など技術革新が相次ぎました。一方で、雲仙普賢岳の大火砕流、淡路大震災、東日本大震災の自然災害に加え原発が地震と津波に襲われ、科学技術の功罪が問われています。パソコンの普及によりネット社会の到来で時代の変化は一変しました。IT化やIOT、AIなど科学技術の急速な進歩は次の時代にどのようなイノベーションをもたらすのか、倫理が問われます。
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