オニヒトデ駆除ロボット出陣!

地球温暖化は世界各地で様々な問題を提起していますが、科学の知恵を集結する時代なのかもしれません。温暖化が海水温を高め、サンゴ礁を食い荒らすオニヒトデが繁殖し白化現象の被害が広がり生態系が脅かされています。沖縄では年平均約10万匹のオニヒトデを駆除していますが、ダイバーが1匹ずつ駆除するのではとても間に合わずその上、捕まえる時や陸に揚げるときに猛毒のトゲに刺される事故も起きています。

豪州のクイーンズランド工科大学ではオニヒトデを退治する潜水ロボット「COTSBOT」コッツボットを開発しオニヒトデを自動検出し、致死量の胆汁酸を注射して駆除する実証試験を始め99%の制度でオニヒトデを検出し成果を出しているそうです。世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフの減少の40%がオニヒトデが原因と言われていますから、オニヒトデ駆除ロボットの活躍が期待されています。

*COTSはオニヒトデの英名の略