日本の学校教育は、オールマイティーで協調性のある人間を育てるには適しているという指摘がありますが、いま教育の形を見直そうという動きがあります。
なかでも、東大先端科学技術研究センターが中心になって進める「異才発掘プロジェクト」は、小中学生を対象に才能があるのに学校教育になじめなくコミュニケーションが苦手だったり、興味が先走ったりするエジソンのような子どもの突出した才能を世界のトップランナーに育てようという教育の場づくりが始まっています。日本の大学教育は東大を頂点にしたシングルピーク構造ですが、これをアカデミックスクールと職業教育を重点にしたプロフェッショナルスクールの2つのツインピークス構造にし、ローカル経済圏で活躍できるレベルの高い専門知識・技術をもった人材育成をしようという動きもあります。私たちの企業のように技術で支える現場にとっては、未来の若きエジソンたちに期待です。
アーカイブ