2001年、有機合成の研究でノーベル化学賞を受賞された野依良治先生は
《頭脳・大循環時代》と称したインタビューの中で
『科学はガラパゴス化を脱して、多文化を融合させ、知の団体戦に挑め』
と、語っておられました。ガラパゴス化とは、世界の潮流から取り残され独自の進化を歩むことですが、今や科学技術の発展には個人戦ではなく団体戦が必要で、多様な価値観や文化を融合させて新しい革新(イノベーション)が必要だと説かれています。
私たちの 蒲田地域は、技術と知恵が集積した団体戦の世界です。お互いの利点や違いを知りながら共通の価値観をつないできた先進的な地域で、規模を誇るのではなく、国家の利益を乗り越え、友人、仲間として多層的な人間関係を築きながら荒波に耐えてきた強さがあると思います。
我が社も誇りある蒲田の団体戦の一員として
“一人の一歩より百人の一歩”
を大切にしてまいります。
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